【照明屋がレビュー】4,000円台で調光・調色対応かつスタイリッシュなアイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DL

シーリングライト

業界の常識を次々にブチ破り、新たなアイデアで価値を提案し続けるアイリスオーヤマ。

「良い製品」を作るというのはもちろん、とにかく安さが規格外の今もっとも勢いのあるメーカーです。

シーリングライトでは他メーカーの最安モデルレベルの価格で調色機能まで搭載しています。

おまけにデザインもスタイリッシュ。

それがアイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLです。

ネット上で調べている限りは機能も価格も申し分ないですが、実際に使った感じがどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか?

この記事ではアイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLを実際に使ってみた感想や実験してわかったメリット、デメリットを紹介します。

(このシリーズは6畳用、8畳用、12畳用の3モデルありますが、この記事では6畳用でレビューしています)

メリットデメリット
・調色機能付きなのに単色モデル並みの安さ
・デザインがスタイリッシュ
・あかりがやわらかくて明るい
・取り付けが難しい
・ボタン1回で消灯できない
・昼光色のあかりが弱い
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アイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLの概要

製品名6畳用 CEA-2006DL8畳用 CEA-2008DL12畳用 CEA-2012DL
光束3300㏐4000㏐5200㏐
色温度(光色)電球色~昼光色電球色~昼光色電球色~昼光色
演色性Ra85Ra85Ra85
サイズ(直径×高さ)450×93450×93450×93
重さ1㎏1㎏1㎏
調光10段階10段階10段階
調色11段階11段階11段階
調色モデル3サイズ比較(6畳用、8畳用、12畳用)

サイズや同梱部品

サイズは直径45㎝厚み9㎝とコンパクト。

厚みはなんと9㎝。

従来の直径55㎝「蛍光灯シーリングライト」と比べるとひと回り小さいです。

6畳の子ども部屋に取り付けると、こんなイメージ。

本体が薄くてスタイリッシュなので見た目もGood。

重さは1㎏で他社の同等モデルと比較しても最軽量クラスです。

同梱部品はカバー、本体、リモコン、リモコン用単4乾電池1本、リモコンホルダー、取付ネジ2本、スペーサー2個

CEA-2006DLは取り付けアダプターが本体と一体になっているため、他社製品とは取付方法が異なります。

器具と一体になっているアダプタ

パナソニックの場合はこんな感じのアダプタ

パナソニックアダプタ

試しに嫁さんにシーリングライトの取り付けをしてもらいましたが、本体が一体になっている分女性には重くて大変という感想でした。

なかなかフックの部分がはまらず、約600gの本体を両腕で持ち上げた状態で5分ぐらい試行錯誤しながら作業していました。

ちなみに引っ掛けシーリングの周りについているのは同梱部品のスペーサーで、引っ掛けシーリングの差し込み部分が見えにくいため、目印として取り付けるものです。

取り付けは最初の1回だけなので、特に女性の方は知人の男性や慣れている方に手伝ってもらうことをおすすめします。

調色なしモデルのCEA-2006D、CEA-2008D、CEA-2012Dとのスペック比較

CEA-2006のシリーズは調色付きの上位モデル(この記事で紹介しているモデルCEA-2006DL)と単色モデル(CEA-2006D)の2種類。

それぞれに6畳用、8畳用、12畳用のラインナップがあります。

製品名6畳用
CEA-2006DL
8畳用
CEA-2008DL
12畳用
CEA-2012DL
6畳用
CEA-2006D
8畳用
CEA-2008D
12畳用
CEA-2012D
光束3300㏐4000㏐5200㏐3300㏐4000㏐5200㏐
色温度(光色)電球色~昼光色電球色~昼光色電球色~昼光色昼光色昼光色昼光色
演色性Ra85Ra85Ra85Ra85Ra85Ra85
サイズ
(直径×高さ)
450×93450×93450×93450×93450×93450×93
重さ1㎏1㎏1㎏1㎏1㎏1㎏
調光10段階10段階10段階10段階10段階10段階
調色11段階11段階11段階なしなしなし
連続調光・調色
常夜灯2段階2段階2段階2段階2段階2段階
寿命40000時間40000時間40000時間40000時間40000時間40000時間
スリープタイマー30分30分30分30分30分30分
価格(定価)17,000円18,500円22,000円14,500円16,000円19,500円
同シリーズ2機種×3サイズ比較

基本的には調色の有無のみで、サイズや明るさ、見た目等はほぼ同じです。

ただ、もっとも文字が見やすい「昼光色」をメインに使いたい人には注意が必要です。

CEL2006DL(調色モデル)では「昼光色」にしたときの明るさは最大値の60%になります。

つまり、「昼光色」での明るさは単色モデルより落ちます。

実験結果はこちら。

平均照度比較
  • 単色モデル(昼光色)  平均226.8ルクス
  • 調色モデル(昼光色)  平均108.3ルクス
  • 調色モデル(最大値)  平均208.5ルクス

おそらく最大値の光色は白色あたり(メーカーから公表はされていません)だと思いますが、白色ならしっかり明るさは確保できるので、どうしても昼光色がいいという方は単色モデルのCEA-2006Dをおすすめします。

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アイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLのレビュー

アイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLの特徴を紹介していきます。

やわらかいあかりで明るさを確保しながらも落ち着いた雰囲気に

白色の特徴である光のやわらかさで落ち着いた感じになりますが、明るさもしっかりあります。

具体的な数値にするとシーリングライトの真下で270ルクス。

JISの基準では子ども部屋の推奨照度は100~200ルクスとされているので、推奨照度と比べると十分明るいことがわかると思います。

光の広がりについても実験しました。

結論は6畳の部屋のすみっこでも推奨照度以上あり、十分な明るさでした。

実験結果は?
  1. 照明の真下の床   270ルクス
  2. デスク面1     306ルクス
  3. デスク面2     203ルクス
  4. 照明の真横床    208ルクス
  5. 部屋の隅1     129ルクス
  6. 部屋の隅2     135ルクス

         平均 208.5ルクス

実験の条件はこんな感じ ↓

  • 部屋の大きさは6畳
  • 照明は6畳用3300㏐白色(CEA2006DL)
  • 照明位置は天井の中央
  • 時間帯は夜(窓から太陽光が入ってこない時間)
  • 壁紙色は白と黄色(壁紙が暗い色だと照度若干落ちます)
  • 天井の高さ2.4m 
  • デスク高さ70cm
  • 測定位置はデスク面や床面等6か所
        測定箇所6か所(6畳こども部屋)

いろいろ書きましたが、要するに「一般的なお部屋でいろいろ測定したよ」ということです。

光色を電球色に近づければさらに落ち着いた雰囲気になるので、お部屋をゆったり空間にしたい方や寝室での利用におすすめです。

色や文字の見え方もきれい

色の見え方や文字の見え方を従来の蛍光灯シーリングライトと比較しました。

光の質が低いと極端に見え方が違ったりするケースがありますが、遜色なく鮮やかに見えています。

文字の読みやすさについても最大の明るさでは全く問題なしです。

ただ、昼光色ではかなり照度が落ちるため、小さな字は読みづらいです。

CEA-2006DLでは明るさの最大値付近の白色相当から電球色にかけて使うのがベストと言えます。

機能が極限にシンプルな反面、わかりにくい部分あり

CEA-2006DLは、安く提供するためにできるだけ機能をシンプルにしてコスト抑えたという印象です。

そのため、リモコンもずらっとボタンが並んでいるだけで極限にシンプルです。

ちなみにリモコンのサイズ感は他社と比較するとこんな感じです。

ちっちゃいんです。

これだけシンプルにこだわっているだけに若干わかりにくい部分がありました。

ボタン操作で一切音がならないので調光・調色の最大と最小がわかりにくいです。

また、もっと問題なのが全灯状態がどこかわからないです。

全灯状態は

  • 調光の明るさ最大
  • 調色の真ん中らへん

なのですが、全灯ボタンがないのと調色で真ん中付近にいっても音がならないので感覚でやるしかありません。

全灯ではなく、自分のお気に入りのあかりで使う方にとってはシンプルで無駄がないのでピッタリです。

また、明るさの記憶機能も搭載しているので、スイッチを入れるとお気に入りのあかりで点灯してくれます。

ON・OFFボタンと常夜灯ボタンが一体になっているので1プッシュで消灯できない

ON・OFFボタンと常夜灯ボタンが一体になっているので1プッシュで消灯できません

点灯状態から一番上のOFFボタンを押すと、常夜灯になります。

さらにもう1回押して消灯という感じで2段階になるので、若干めんどくさいです。

また、消灯状態から点灯を経由しないと常夜灯にならないので、夜中に常夜灯をよく使うという方も注意が必要です。

どうしても気になるという方はパナソニックのLGC21104なら調色機能付きでスムーズにON、OFFできるので、メーカーを変えてみるという選択肢もありです。

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アイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLはこんな人におすすめ

アイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLは「自分のお部屋を落ち着いた雰囲気の空間にしたい方や寝室で使いたい方」におすすめです。

寝る前には青系の光よりもオレンジ系の光の方が向いています。

CEA-2006DLはあかりがやわらかいので寝室にピッタリです。

とくにこだわりがなく、安くて明るいシーリングライトが欲しいという方には、昼光色モデルのCEA-2006Dが適しています。

電球色から昼光色まで幅広く使いたい方なら調色の操作性が抜群なLGC21104も検討の価値ありです。

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アイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DLまとめ

この記事では、「4,000円台で調光・調色対応かつスタイリッシュなアイリスオーヤマシーリングライトCEA-2006DL」について書きました。

CEA-2006DLは使い方によっては多少物足りなさはありますが、この安さで明るさをしっかり確保しながらもやわらかく見やすいあかりに仕上がっているのはさすがです。

以上でーす。

メリットデメリット
・調色機能付きなのに単色モデル並みの安さ
・デザインがスタイリッシュ
・あかりがやわらかくて明るい
・取り付けが難しい
・ボタン1回で消灯できない
・昼光色のあかりが弱い

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