【3機種徹底比較!】サーキュレーター付シーリングライトの特徴を照明屋が解説

シーリングライト

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最近、家電量販店でやたらサーキュレーターが置いてあるのを見かけますが、それだけ部屋の空気の流れを意識する人が増えてきたということでしょうか。

そんな方向けに実はサーキュレーターの機能が付いたシーリングライトがジワジワと人気が出てきています。

この記事ではサーキュレーター付きシーリングライトが使える理由と人気の3機種を比較しています。購入を検討している人にとってはかなり参考になると思いますので、是非最後までご覧ください。

結論としては、サーキュレーター重視なら「サーキュライト」、照明重視なら「フラットファン」、空気清浄や賃貸住まいなら「UZUKAZE」がおすすめです。

「シーリングライトの選び方」を知りたい方はこちらの記事をどうぞ

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サーキュレーター付きシーリングライトとは?

サーキュレーター付きシーリングライトとは、工事なしで天井に取り付け可能なシーリングライトにサーキュレーター機能が加わった高機能照明です。

「サーキュレーターは欲しいけど置き場所がない」という問題を解決するために「照明と一緒にしちゃおう」という発想です。

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サーキュレーター付きシーリングライトはどう使う?

そもそもサーキュレーターと扇風機の違いはご存じでしょうか?

  • 扇風機        → 涼をとることが目的     = 広い範囲に風を送る
  • サーキュレーター → 空気を循環させることが目的 = 直線的に風を送る

ご存じでしたか?こんな感じで涼しい空気や暖かい空気を循環させることが目的なので、基本はエアコンの補助として使います。

また、空気を循環させるメリットは2つ。

  • 部屋の体感温度が2~3度変わる
  • エアコンの電気代が節約になる

エアコンだけだと、エアコンの吹き出し方向は涼しいけど真横は暑いみたいなことがよくあるので、こんなときがサーキュレーターの出番ですね。

また、単純に床や棚の上にサーキュレーターがあると結構邪魔になるので、天井にあるシーリングライトと一体になっているサーキュレーターは最適解の一つになりそうですよ。

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おすすめサーキュレーター付きシーリングライト3機種比較

3機種それぞれの特徴やメリット、そして大事なデメリットの部分も含めて比較していきます。

サーキュライト
DCC-SW12CM
フラットファン
OL291439BR
UZUKAZE
 FCE-550WH

メーカードウシシャオーデリックスワン電器
畳数12畳8畳12畳
調光10段階連続10段階
調色7段階連続20段階
演色性不明Ra94Ra80
風量調節16段階3段階3段階
風向切替×
スイング2段階××
取付
ネジ穴付き引っ掛けシーリングなら可

ネジ穴付き引っ掛けシーリングなら可
外寸φ630×厚み200 φ660×厚み150 φ520×厚み110
ラインナップ6畳、8畳、12畳、12畳スイング8畳用のみ12畳用のみ
その他分解してお手入れ可PM2.5もキャッチできる空気清浄機能あり
3機種比較表

① ドウシシャ サーキュライト

まずはドウシシャというメーカーの「サーキュライト」です。

Amazonのサーキュレーター付きシーリングライトの人気ランキングでだいたい最初に来るのがこのサーキュライトです。

サーキュライト特徴

サーキュライトサーキュレーター側に強みがあるシーリングライトです。

メリットデメリット
・16段階の風量とスイング機能あり。
・風向切替で冷暖房どちらにも対応
・照明10段階調光と7段階調色で自分好みの調節可。
・分解してお手入れ可。
・普通の引っ掛けシーリングには取付不可
・もしくは天井にネジ留めが必要なため事前に確認が必要。
サーキュレーター機能

この商品は何といっても「16段階の風量調節」ができるのが強みです。

単独のサーキュレーターでも4~10段階調節のものが多いので、16段階は超絶優秀です。

そしてスイング機能も2段階に角度調節が可能。

ちなみに、このシリーズは6畳用、8畳用、12畳用そして12畳用のサーキュレータースイングモデルの4種類があり、この記事では12畳用スイングモデルを紹介しています。

サイズは直径63㎝、厚みが20㎝とちょっと大きめですが、リビングに付けるにはちょうどいいサイズ感です。

サーキュレーターの風向きを切り替えることができるため、季節によって空気の循環方向を変えて、夏でも冬でも部屋中温度ムラがなく快適に保つことが可能です。

また、お手入れのしやすさもメリットです。

サーキュレーターとか扇風機って羽の汚れ気になりませんか?

このサーキュライトは羽の部分が取り外せるので、お手入れが楽にできます。

さらに水拭きもできるのでしっかりキレイにできます。

照明機能

実は照明も優秀で、調光(明るさ調節)が10段階、調色(光の色調節)7段階と自分好みの調節もバッチリできちゃう仕上がりです

デメリット

最大のデメリットは重さです。重量6.5㎏。

この重さが原因で普通の引っ掛けシーリング(天井にもともとついている照明用のコンセント)では取りつけができません

取りつけるためには、天井に穴をあけてねじで固定する(引っ掛けシーリングの周りに4つぐらい)必要があります。

賃貸の場合は確認が必要になりそうですね。

ただ、もう一つチャンスがあります。

それは「ネジ穴がついた引っ掛けシーリング」かどうか?

もしネジ穴がついていればラッキーで、天井を傷つけることなく取り付け可能です。

検討されている方は購入前に必ず確認しましょう。

サーキュライトまとめ

メリットデメリット
16段階の風量とスイング機能あり。
風向切替で冷暖房どちらにも対応
照明10段階調光と7段階調色で自分好みの調節可。
分解してお手入れ可。
普通の引っ掛けシーリングには取付不可
もしくは天井にネジ留めが必要なため事前に確認が必要。

取り付け条件が合う環境なら最有力候補になりそうですね。

サーキュライト サーキュレーター機能搭載LEDシーリングライト(〜12畳) DCC-SW12CM

② オーデリック フラットファン

フラットファン特徴

メリットデメリット
照明機能がハイクオリティで肌がきれいに、食事がおいしそうに見える
風向切替機能で季節に関係なく快適に過ごせる。
ラインナップが少ない
(8畳用の2色のみ)
普通の引っ掛けシーリングに取付不可
もしくは天井にネジ留めが必要なため事前に確認が必要。

2つ目はオーデリックというメーカーの「フラットファン」です。

オーデリックは国内の大手照明器具メーカーです。

この商品は名前から見ても、どうやらファン(サーキュレーター)として作られているようですが、そこはやっぱり照明器具メーカー。

照明のクオリティがすごいですね。

照明機能

照明のハイクオリティポイントは3つ

  1. 連続調光(明るさ調節)
  2. 連続調色(光の色調節)
  3. 高演色(色の見え方がきれい)

調光と調色ができるというのはもはや朝飯前で、調光については1%~100%まで連続して調光できます。

ボタンを長押ししていればグラデーションでどんどん明るくなっていくイメージですね。

調色機能もこれと同じです。

つまり、明るさも光の色も自由自在ということです。

そして3つ目のハイクオリティポイント、高演色(演色性が高い)についてです。

ここでまた専門用語が出てきたので簡単に解説しますね。

演色性=物の色の見え方を数値化したもの

数値の幅は0~100(100が1番きれい)

つまり高演色とは物の色がきれいに見えるということです。

ちなみに「きれい」の基準は太陽に照らされているときの色の見え方なので、数値が高いほど「昼間に外で見る色に近いよ」という意味です。

ざっくりこれだけ理解しておけば大丈夫です。

詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ

話を戻します。

この「フラットファン」がどれぐらい色の見え方がきれいなのかというと、演色性の数値がRa94(Raは演色性の単位です)です。

一般的にRa80以上が良いと言われているので、Ra94はかなり優秀です。

つまり「フラットファン」に照らされた野菜やお肉たちは他の照明のときよりもおいしそうに見えるということです。

ネットショップの商品ページでよくこんな画像見ますよね?

この画像を見かけたら是非この赤丸のところをチェックしてください。ここの数字が100に近いほど物がきれいに見えるっていうことです。

さすが照明器具メーカーって感じですね。

サーキュレーター機能

続いてファン(サーキュレーター機能)についてです

サーキュレーター機能については、「サーキュライト」と同じく風向切替機能がついているため季節によって空気の循環方向を変えることができます。

風量調節は3段階。

ここについては「サーキュライト」の16段階と比べるとちょっと弱いですね。

サイズとラインナップ

サイズは幅が66cm、厚みが15cmなので「サーキュライト」と似たような感じです。

ただ、ラインナップが8畳用オンリー(能力的には10畳ぐらいまではいけそうな明るさです)で本体色がオフホワイトとチャコールグレーの2色です。

またサーキュレーターのスイング機能もないので、ここは「サーキュライト」と比べるとかなり弱いポイントになりそうです。

デメリット

残念ながら、この「フラットファン」も「サーキュライト」同様で重量があるため普通の引っ掛けシーリングへの取り付けができず、天井へのネジ留めが必要となります。(基本的には「サーキュライト」と同じと捉えて大丈夫そうです)

ネジ穴付きの引っ掛けシーリングなら取付可能なので事前に確認しておきましょう。

フラットファンまとめ

メリットデメリット
照明機能がハイクオリティで肌がきれいに、食事がおいしそうに見える
風向切替機能で季節に関係なく快適に過ごせる。
ラインナップが少ない
(8畳用の2色のみ)
普通の引っ掛けシーリングに取付不可
もしくは天井にネジ留めが必要なため事前に確認が必要。
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③ スワン電器  「UZUKAZE」

「UZUKAZE」特徴

メリットデメリット
PM2.5もキャッチできる空気清浄機能
直接肌に当たらない渦巻き状の風で空気循環
10段階調光と20段階調色
スマホアプリ操作が可能
スマートスピーカー対応で声で操作ができる。
普通の引っ掛けシーリングに設置可能
冷房効率が弱い
年に1回フィルター交換がいる

3つ目はスワン電器というメーカーの「UZUKAZE」うずかぜです。

パッと見てすでに紹介した2機種との違いに気付かれた方も多いと思いますが、下向きの大きなサーキュレーターがないのが特徴です。

側面の上部に3つのファンがついていることで、渦巻き状に風を発生させる仕組みになっています。そして、この「UZUKAZE」の最大の特徴は空気清浄機能がついていることです。

シーリングライト+サーキュレーター+空気清浄機という3つの合わせ技を完成させた驚きの商品です。

空気清浄機能

PM2.5もキャッチできるHEPAフィルターが3つも搭載されているため、細かいホコリもしっかりキャッチしてくれます。

今や空気清浄機は当たり前の時代になってきていますので、置き場を気にしなくていい空気清浄機は優秀すぎますね。

サーキュレーター機能

特許を取得した渦巻き状の風が部屋の空気を循環させてくれるので、冷暖房効率アップや部屋の温度ムラがなくなるのはもちろん、直接風が当たらない快適さが魅力です。

特に寝る時なんかは直接風が当たるのは避けたいところなので、寝室への設置が向いているかもしれないですね。

寝室用に単体の空気清浄機を購入するよりも「UZUKAZE」を設置した方が圧倒的にコスパは良さそうです。

照明機能

照明は調光10段階、調色20段階と照明機能だけを見ても文句なしです。

サイズとラインナップ

サイズは幅52cm、厚み11cmとすでに紹介した2機種と比べてコンパクトです。

8畳の部屋で使っても圧迫感がないぐらいのサイズ感です。

ラインナップは12畳用のホワイトとブラウンのみです。

ちょっと少ない気もしますがサイズがコンパクトなので、調光機能で明るさ調整をすれば8畳ぐらいのお部屋でも十分使えそうです。

さらなるメリット

実はまだまだメリットがあります。

スマホアプリから操作が可能。

そしてスマートスピーカーにも対応しているので、声でスイッチのON、OFFもできちゃいます。

そして、さらにうれしいのが、下向きの大きなサーキュレーターがなく重量が軽いため、普通の引っ掛けシーリングに取り付けができます

すでに紹介した2機種は条件付きでしたが、この「UZUKAZE」の取り付けは一般的なシーリングライトと同じです。

賃貸アパートにお住まいの方は条件によっては「UZUKAZE」一択になりそうですね。

これだけ優秀な機能が搭載されていて、なおかつ取り付けが簡単なので言うことないですがデメリットはどうでしょうか?

デメリット

冷房効率が暖房効率に比べて弱いです。

暖房効率は50%アップですが、冷房効率は15%です。最大の特徴である渦巻き状の風は下方向には行かないため、下の方にたまる冷気の循環には少し弱そうですね。

また、空気清浄機能があるので年に一度のフィルター交換も必要になります。

「UZUKAZE」まとめ

メリットデメリット
PM2.5もキャッチできる空気清浄機能
直接肌に当たらない渦巻き状の風で空気循環
10段階調光と20段階調色
スマホアプリ操作が可能
スマートスピーカー対応で声で操作ができる。
普通の引っ掛けシーリングに設置可能
冷房効率が弱い
年に1回フィルター交換がいる
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サーキュレーター付きシーリングライトまとめ

この記事では、「【3機種徹底比較!】サーキュレーター付シーリングライトの特徴を照明屋が解説」について書いてきました。

結論としては、サーキュレーター重視なら「サーキュライト」、照明重視なら「フラットファン」、空気清浄や賃貸住まいなら「UZUKAZE」がおすすめです。

書いていて思いましたが、やっぱりいろんな機能が照明と一体になって天井で完結するのは間違いなく便利ですね。

ただ、物理的制限で特に賃貸アパートにお住まいの方は設置できないということもあるので、購入を検討中の方は注意しましょう。

まだ蛍光灯タイプのシーリングライトを使っているという方は、照明をLEDにするタイミングで空気循環も視野に入れて検討されてはいかがでしょうか?

以上でーす。

サーキュライト DCC-SW12CM
フラットファン OL291439BR
UZUKAZE FCE-550WH

メーカードウシシャオーデリックスワン電器
畳数12畳8畳12畳
調光10段階連続10段階
調色7段階連続20段階
演色性不明Ra94Ra80
風量調節16段階3段階3段階
風向切替×
スイング2段階××
取付
ネジ穴付き引っ掛けシーリングなら可

ネジ穴付き引っ掛けシーリングなら可
外寸φ630×厚み200 φ660×厚み150 φ520×厚み110
ラインナップ6畳、8畳、12畳、12畳スイング8畳用のみ12畳用のみ
その他分解してお手入れ可PM2.5もキャッチできる空気清浄機能あり
3機種比較表

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