【照明屋がレビュー】明るさNo.1のパナソニックシーリングライトLGC2113D

シーリングライト

家具や家電を買って家に置いてみたら、サイズ感や使い勝手など思っていたイメージと違ったというような経験は誰もがあるのではないでしょうか。

シーリングライトも例に漏れず、思ったよりも暗かったというレビューをよく見かけます。

でも、せっかく買ったのに満足できないのは嫌ですよね。

この問題を解決してくれるモデルがパナソニックのLGC2113Dです。

このモデルは「明るさアップモード」機能がついているので、6畳用で少し暗く感じたとしても、10畳相当の明るさに切り替えることが可能です。

この記事ではパナソニックシーリングライトLGC2113Dを実際に使ってみた感想や実験してわかったメリット、デメリットを紹介します。

(このシリーズは6畳用、8畳用、10畳用、12畳用の4モデルありますが、この記事では6畳用でレビューしています)

メリットデメリット
・明るさアップモードで120%の明るさに
・スムーズな連続調光でストレスなし
・タイマー設定ボタンがフタの裏にある
・他社同等モデルと比較すると価格が少し高い
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パナソニックシーリングライトLGC2113Dの概要

製品名6畳用
LGC2113D
8畳用
LGC3113D
10畳用
LGC4113D
12畳用
LGC5113D
光束3699㏐4299㏐4899lm5499lm
色温度(光色)昼光色昼光色昼光色昼光色
演色性Ra83Ra83Ra83Ra83
サイズ(直径×高さ)450㎜×109㎜450㎜×109㎜500㎜×117㎜500㎜×117㎜
重さ1.2㎏1.2㎏1.6㎏1.4㎏
調光100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)
調色××××
単色モデル4サイズ比較(6畳用、8畳用、10畳用、12畳用)

サイズや同梱部品

サイズは直径45㎝厚み11㎝とコンパクト。

特に厚みが11㎝でかなり薄くスタイリッシュな印象です。

従来の直径55㎝「蛍光灯シーリングライト」と比べるとひと回り小さいです。

6畳の部屋に取り付けるとこんなイメージ。

薄いからなのか、ボテっとした印象はなくスタイリッシュです。

重さは約1.1㎏なので女性でも取り付けに負担は感じないぐらいの軽さです。

同梱部品はカバー、本体、アダプター、リモコン、リモコン用単4乾電池2本、リモコン用ホルダー、ホルダー取り付けねじ、引っ掛けシーリング、引っ掛けシーリング取り付けねじ、保証書

取り付けも簡単。

所要時間は取り付けに慣れている僕なら15秒、慣れていない嫁さんでも5分でした。

調光モデルのLGC21104、LGC31104、LGC41104、LGC51104とのスペック比較

上位機種の調色シーリングライトとの比較はこちら。

製品名6畳用
LGC2113D
8畳用
LGC3113D
10畳用
LGC4113D
12畳用
LGC5113D
6畳用
LGC21104
8畳用
LGC31104
10畳用
LGC31104
12畳用
LGC31104
光束3699lm4299㏐4899㏐5499㏐3699lm4299㏐4899㏐5499㏐
光色昼光色昼光色昼光色昼光色電球色~昼光色電球色~昼光色電球色~昼光色電球色~昼光色
演色性Ra83Ra83Ra83Ra83Ra83Ra83Ra83Ra83
サイズ
(直径×高さ)
450×109450×109500×117500×117450×109450×109500×117500×117
重さ1.2㎏1.2㎏1.6㎏1.4㎏1.2㎏1.2㎏1.6㎏1.4㎏
調光100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)100~5%(連続)
調色なしなしなしなし電球色~昼光色(連続)電球色~昼光色(連続)電球色~昼光色(連続)電球色~昼光色(連続)
常夜灯6段階6段階6段階6段階6段階6段階6段階6段階
明るさアップ
価格(定価)17,000円20,000円24,500円27,000円19,500円23,000円26,500円29,000円
同シリーズ2機種×4サイズ比較

上位機種との差は調色機能の有無のみで、その他サイズや明るさ、見た目も全く同じです。

光色は文字が見やすい「文字くっきり光」で固定なので、明るさ重視で使いたい方にとっては単色モデルで十分機能します。

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パナソニックシーリングライトLGC2113Dのレビュー

パナソニックシーリングライトLGC2113Dの特徴を紹介していきます。

明るさ感も光の広がりも充分な上に明るさアップモードもあり

この写真は乳白カバーを外した状態で撮影しています。

LGC2113Dは通常の明るさ(明るさアップなしの状態)でも6畳用の中では最も明るい基準の3699㏐です。

具体的な数値にするとシーリングライトの真下で313ルクス。

LGC2113D照明直下照度

JISの基準では子ども部屋の推奨照度は100~200ルクスとされているので、推奨照度と比べると十分明るいことがわかると思います。

光の広がりについても実験しました。

結論は6畳の部屋のすみっこでも推奨照度以上あり、十分な明るさでした。

実験結果は?
  1. 照明の真下の床   313ルクス
  2. デスク面1     332ルクス
  3. デスク面2     231ルクス
  4. 照明の真横床    238ルクス
  5. 部屋の隅1     150ルクス
  6. 部屋の隅2     156ルクス

         平均 236.7ルクス

実験の条件はこんな感じ ↓

  • 部屋の大きさは6畳
  • 照明は6畳用3699㏐昼光色(LGC2113D)
  • 照明位置は天井の中央
  • 時間帯は夜(窓から太陽光が入ってこない時間)
  • 壁紙色は白と黄色(壁紙が暗い色だと照度若干落ちます)
  • 天井の高さ2.4m 
  • デスク高さ70cm
  • 測定位置はデスク面や床面等6か所
        測定箇所6か所(6畳こども部屋)

いろいろ書きましたが、要するに「一般的なお部屋でいろいろ測定したよ」ということです。

明るさアップモードで120%の明るさに

LGC2113では通常でも十分明るいところに、さらに明るさアップモードがあります。

カタログでは明るさアップモードの時の光束値は公開されていませんが、単純計算すると1.2倍で10畳用相当の明るさ(4438㏐)と考えられます。

ちょっと本を読みたい時や手元作業をしたい時にすぐ10畳用相当の明るさにできるのはいいですね。

操作としては全灯ボタンを長押しするだけ。

ちなみに120%点灯でも照度測ってみました。

120%点灯時の実験結果は?
  1. 照明の真下の床   375ルクス
  2. デスク面1     431ルクス
  3. デスク面2     286ルクス
  4. 照明の真横床    293ルクス
  5. 部屋の隅1     171ルクス
  6. 部屋の隅2     184ルクス
  • 120%点灯時平均 290ルクス
  • 100%点灯時平均 236.7ルクス

とにかくしっかり明るいということさえ伝わればOKです。

年を重ねるにつれて、若い人よりも明るさが必要になるということがいろんな研究からわかってきています。

岩崎電気ホームページより

このようなデータからも特に50歳以上の世代の方には明るさアップモードのあるLGC2113Dは検討する価値はありそうです。

「文字くっきり光」で文字が見やすい

パナソニックのシーリングライトのもう一つの特徴が「文字くっきり光」です。

パナソニックが北里大学と共同で実証実験をし、文字が見やくなる光を研究。

その結果、一定の明るさ以上の昼光色(6200K)が一番文字が読みやすいということで「文字くっきり光」となったようです。

パナソニックのシーリングライトでは「全灯」ボタンを押すと、「文字くっきり光」で100%点灯になります。

実際に本を読んでみた感じは?

実際に「文字くっきり光」で本を読んでみましたが、たしかに見やすいです。

どちらかと言えば、文字がくっきりするというより、紙の白色が際立つことで対比で黒い文字がくっきりしているように見えるという印象でした。

色の見え方も問題なし

色に見え方についても蛍光灯シーリングライトと比較しましたが、特に違和感はありませんでした。

使い勝手や機能はシンプル

基本的な機能は照明の調光と常夜灯、30分おやすみタイマーのみです。

とことん無駄を省いたシンプルなモデルのため、たくさんの機能を求める方におすすめしません

その代わりに照明としては精度が高いレベルとなっています。

抜群の調光機能

LGC2113Dは調光機能が抜群に良いです。

他メーカーのシーリングライトは調光10段階というような段数で表記しているところがほとんどです。

一方、パナソニックは調光「100~5%」という形で「段数」ではなく「範囲」で表記しています。

つまり、「範囲内でご自由にどうぞ」ということなので、当然調節も圧倒的になめらかです。

連続調光(ボタンの長押しでグラデーションで明るさ調節)を基本としていますが、一応段数がどれぐらいあるか数えてみました。

  • 調光 24段階

平均的な他メーカーの倍以上です。

リモコンの反応も良く、調光のボタンを押した瞬間からグラデーションがスタートするので操作性が快適すぎます。

6段階の常夜灯が活躍

購入前には意外と見落としがちなのが常夜灯です。

うちでは保育園に通っている娘が2人いますが、夜中に咳をしたり、くしゃみと一緒に鼻水が出ちゃったり、ふとんをかぶっていなかったりといったことが日常茶飯事です。

そのため、娘たちをなるべく起こさないに薬を塗ったり、鼻水拭いたり、ふとんをかけたりするので常夜灯が必須です。

その時に常夜灯が6段階あると良い具合の明るさにできるのでかなり助かっていますよ。

子育て世代には絶対おすすめです。

タイマーの使い勝手はイマイチ

タイマー機能を頻繁に使う方には注意が必要です。

30分後に消灯してくれるおやすみタイマー機能がありますが、設定のボタンがフタの裏にあります

毎回フタをスライドさせてタイマー設定しなくてはいけないので、毎日タイマーセットをしたい方はあまりおすすめできません。

ただ、タイマーを使わないという方にとってはシンプルで無駄のないリモコンと言えます。

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パナソニックシーリングライトLGC2113Dはこんな人におすすめ

パナソニックシーリングライトLGC2113Dは各メーカー同等モデルの中でも明るさレベルはトップクラスなので50歳以上の方や読書・手元作業をする方におすすめです。

また、常夜灯も充実しているので、夜中になにかと子どもたちの様子をみることが多い子育て世代の方にも是非使ってもらいたいモデルです。

調色も欲しいという方なら、トップクラスの明るさと504パターンのあかりを兼ね備えた上位機種LGC21104がおすすめ。

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パナソニックシーリングライトLGC2113Dまとめ

パナソニックシーリングライトLGC2113Dについて書きました。

付属機能を最大限削った分、照明としての機能はハイクオリティになっています。

調光の操作性も抜群なので、少し投資をして快適な照明を使ってみるのもありだと思います。

以上でーす。

メリットデメリット
・明るさアップモードで120%の明るさに
・スムーズな連続調光でストレスなし
・タイマー設定ボタンがフタの裏にある
・他社同等モデルと比較すると価格が少し高い

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