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シーリングライトと聞くと、白くて丸い形の天井照明を思い浮かべる人が多いと思います。
ただ、最近ではスポットライトが4灯くっついたような天井照明もよく見かけますよね?
この照明を「シーリングスポットライト」と呼びます。
Amazonで「シーリングライト おしゃれ」と入力すると、検索結果の半分ぐらいはシーリングスポットライトが出てきますよ。
シーリングスポットライトは、丸形のシーリングライトから交換することでガラッと雰囲気を変えることができるので人気があります。
この記事では、シーリングスポットライトの「選び方のポイント」と「おすすめ機種」を紹介します。
この記事を読むことで、お部屋に合うシーリングスポットライトを自分で見つけることができるようになります。
実際に使ってみて、さらに数値も測定してみて良さを検証しましたので、是非シーリングスポットライト選びの参考にしてください。
シーリングスポットライトとは?
シーリングスポットライトは、1か所で部屋全体を明るくするシーリングライトの特徴と見た目のオシャレさや明るさのメリハリをつけることができるスポットライトの特徴を掛け合わせた天井照明の総称です。
4つの照明が横並びのストレートタイプと4つの照明が四角形のクロスタイプがあります。
シーリングスポットライトに交換するメリット・デメリット
シーリングスポットライトのメリットは何といっても見た目のオシャレさです。
「丸形のシーリングライト」から「シーリングスポットライト」に交換するだけでガラッと雰囲気を変えることができます。
ただ、照明の特性上、シーリングライトとシーリングスポットライトでは微妙に用途が異なります。
用途の違いを理解していないと、「交換したら思ったより暗かった」ということになりかねないので、必ず購入前に確認しておきましょう。
時間がない方のために、用途の違いについてざっくり説明したのがこちらの表です。
シーリングライト | シーリングスポットライト |
---|---|
・実用性重視 ・部屋全体をまんべんなく明るくする ・機能が豊富でさまざまな生活に対応できる ・見た目には限界がある | ・デザイン性重視 ・意図的に明るいところと暗いところを作る ・シーリングライト程の機能はなく使い道も限定的 ・見た目がオシャレ |
そもそもシーリングスポットライトはデザイン性重視で作られているので、リモコンがない機種も多いですし、明るさも弱めです。
ただ、中にはリモコン付きの機種やシーリングライトに近い機能が使える機種もあるので、そのあたりの見極めが大切です。
是非、下記のおすすめ機種を参考にしてくださいね。
シーリングスポットライト選びのポイント
シーリングスポットライトを検討している方の多くは、シーリングライトからの交換です。
前述のとおり、デザイン性重視のシーリングスポットライトに替わることで、今までできていたことができなくなることも多々あります。
たとえば、こんなことです。
- 明るさはシーリングライトの70~80%程度
- 細かなあかり調節不可
- 常夜灯なし
- タイマー設定不可
これらを踏まえた上でシーリングスポットライトを選ぶ際に見るべきポイントは大きく3つ。
デザイン
まずはデザインです。
デザインはわかりやすいので、自分の好きなデザインを選ぶようにしましょう。
好きなデザインと言われても漠然としていて選びにくいという方は、シェード部分に空洞があるかどうかをひとつの指標にするといいですよ。
シェードに空洞があると天井に光がまわります。
逆に空洞がないとすべて光が下に向くので床面を照らすための効率が良くなります。
点灯した時の光の漏れ方もデザインの一部です。
天井への光がほしいかどうかもひとつの指標にしてみましょう。
リモコンの有無
シーリングスポットライトではリモコンがなく、プルスイッチ(ひもスイッチ)のみのタイプも数多くあります。
購入してからリモコンがないにことに気づいても遅いので、検討段階で必ず確認しておきましょう。
ストレートタイプかクロスタイプか
ストレートタイプ(4灯横並び)とクロスタイプ(4灯四角形)では取り付け時のサイズ感が異なります。
ストレートタイプは横幅がルームエアコンぐらいあるので、天井で照明の存在感を出したい方はストレートタイプ。
コンパクトなモノが好みならクロスタイプがベター。
ただ、クロスタイプはそれぞれに首を振るとバランスが悪くちょっとダサいので、首振りで使用予定ならストレートタイプがおすすめです。
シーリングスポットライトのおすすめ機種3選+おまけ
Amazonや楽天の人気ランキング上位の中から、上記のポイントをふまえてシーリングスポットライトをいくつかピックアップ。
その中で「顧客対応が悪い」「配送予定日に届かない」などの商品以前の悪いレビューが多いものを省き、今回は3機種を選定。
下記の5項目を1~5点で評価しています。
他の記事で紹介している丸形のシーリングライトもすべて同様の軸で評価しています。
- 明るさ→照度測定結果をもとに畳数表示に対しての明るさで判断
- 見やすさ→小さな文字や色味が見やすいか
- 使いやすさ→リモコンの操作性や付属機能が使いやすいか
- デザイン性→見た目の良さや部屋の大きさに対してのサイズ感
- コスパ→価格だけではなく、機能の割に安いかどうかで判断
では順番に見ていきましょう。
シーリングスポットライト | 総合評価 | メーカー | リモコン | 同梱ランプ | 口金 | サイズ(幅×高さ) | 調光 | 調色 | 常夜灯 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 VENTOTA Malon | VENTOTA | 〇 | 60W形LED電球 | E26 | 850×350 | 〇 | 〇 | × | 14,699円 メーカー公式サイト11,999円 | |
2位 アイリスオーヤマ CE4LA-20C-UH | アイリスオーヤマ | × | × | E26 | 523×325 | △ | × | × | 8,185円 | |
3位 エーステージ GLL-4MR | エーステージ | 〇 | 40W形LED電球 | E26 | 786×336 | △ | × | 〇 | 7,370円 | |
おまけ ヒカリ屋 DLHA013 | ヒカリ屋 | × | ダイクロハロゲン形LED電球 | E11 | 1000×293 | × | × | × | 15,530円 |
第1位 VENTOTA(ベントータ)シーリングスポットライトMalon
第1位はVENTOTA(ベントータ)というメーカーのMalonです。
僕が今からシーリングスポットライトをどれか1つ購入するとしたら間違いなくMalonを購入します。
ちなみに、VENTOTAはオシャレな家具や照明をEC販売している日本の企業です。
このMalonという機種の特徴は何といっても本体のオシャレさ。
カラーはブルー、グリーン、イエロー、ホワイトの4色をラインナップ。
そして、付属のLED電球とリモコンが連動しているので、シーリングスポットライトながら調光・調色まで対応。
従来のシーリングスポットライトは、4灯点灯を2灯にして明るさ調節をするものが大半でした。
しかし、Malonではそれぞれの電球で明るさや光色調整ができるため、機能に優れた丸形シーリングライトに近づきつつあるモデルと言えます。
また、4灯すべて下向きに使うことを前提として、我が家の6畳子ども部屋で照度測定を行いました。
各部屋の推奨照度はJISで定められていて、こども部屋の推奨照度は100~200ルクスとされています。
照度測定結果はこちら。
一般的なシーリングライトでは6畳用でも平均237ルクス程度あるので、一般的なシーリングライトと比べると落ち着いた印象になります。
感覚的にも一般的なシーリングライトから交換した直後は「ちょっと暗いかな」と感じると思います。
ただ、推奨照度はクリアしているし、感覚的にも慣れてきますよ。
色の見え方は問題なし。
小さい文字も問題なく読めました。
リモコン操作も反応が良かったです。
特に海外製品で調光・調色をうたっていても、反応が悪くて使い物にならないリモコンを散々見てきましたが、このリモコンは反応が良かったです。
リモコンの真ん中の円になってるところで調光・調色操作を行います。
そして、その下の番号が振ってあるボタンでそれぞれ1灯ずつの調光・調色も可能。
ただ、1灯ずつの操作の時は4灯操作の時よりも反応が鈍い時がありました。
また、何より出荷時点でペアリング設定が完了しているので、届いて取り付けが完了したら面倒な設定もなく、すぐ使えます。
このあたりも嬉しいポイントですね。
Malon は「見た目のオシャレさにもしっかりこだわりたいし、日常使いの機能性も捨てがたい」という方におすすめです。
抜群の見た目と機能の両方を兼ね備えたシーリングスポットライトはなかなかないので、使ってみる価値は充分ありそうです。
シェード | リモコン | アーム形状 | 参考価格 |
---|---|---|---|
若干の空洞あり | あり (調光・調色可能) | ストレート | 14,699円 公式サイトなら 11,999円 |
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
VENTOTAシーリングスポットライトMalonのレビューはこちら
第2位 アイリスオーヤマシーリングスポットライトCE4LA-20C-UH
第2位はアイリスオーヤマシーリングスポットライトCE4LA-20C-UHです。
CE4LA-20C-UHの特徴は見た目のなんとも言えないレトロ感と本体のちょうどいいサイズ感です。
昔ながらの喫茶店にありそうなレトロ感は、好きな人にはたまらない雰囲気なのではないでしょうか。
照明を変えるだけで、子ども部屋が一気に大人の雰囲気に。
また、先ほどのMalonと違い、アームがクロスタイプのため見た目もコンパクトで狭いお部屋にもマッチします。
照度測定の結果はこちら。
JISの照度基準ではこども部屋の推奨照度は100~200ルクスとされています。
照度も先ほどのMalonと同様、丸形のシーリングライトと比較すると落ちますが、推奨基準はクリアしています。
ただ、CE4LA-20C-UHには電球が付属されていません。
今回は別売りの60W形LED電球で測定していますので、ご購入の際は買い忘れに注意しましょう。
測定してみて、部屋の隅への照度が弱かったため、照明の角度を外側に向けて再度測定。
結果はこちら。
やってみて驚きましたが、照明の向きを外側に向けたことで真下だけでなく、部屋の隅も含めた全体の照度が落ちました。
おそらく壁や天井などに光が分散し、真下に向けた時と比べて明るさのロスが増えたのでしょう。
結論、クロス型のシーリングスポットライトは真下向きで使いましょう。
照度測定 | 真下 | 外開き |
---|---|---|
①照明の真下の床 | 250ルクス | 231ルクス |
②デスク面1 | 296ルクス | 242ルクス |
③デスク面2 | 164ルクス | 163ルクス |
④照明の真横床 | 195ルクス | 156ルクス |
⑤部屋の隅1 | 105ルクス | 92ルクス |
⑥部屋の隅2 | 114ルクス | 95ルクス |
平均 | 187.3ルクス | 163.2ルクス |
色の見え方は昼光色と電球色の違いもありますが、若干蛍光灯の見え方よりも青系の色がくすんで見える印象です。
文字は問題なく読めました。
CE4LA-20C-UHはリモコンがないため、操作は壁スイッチかプルスイッチ(ひものスイッチ)となります。
1回ひもを引っ張ると消灯
もう1回引っ張ると2灯点灯。
さらにもう1回引っ張ると、別の2灯が点灯します。
操作は基本的にこの繰り返しなので、プルスイッチでのON/OFFのみの操作はできません。
単純につけたり消したりをしたい場合は壁スイッチでの操作となります。
アイリスオーヤマクロス型シーリングスポットライトCE4LA-20C-UHは「便利な機能を重視するというより、見た目のオシャレさやレトロ感、照明器具が醸し出す雰囲気を重視したい」という方におすすめです。
このプルスイッチが醸し出すレトロ感は他の照明器具では出せない味わいがありますね。
シェード | リモコン | アーム形状 | 参考価格 |
---|---|---|---|
空洞なし | なし | クロス | 8,980円 |
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
アイリスオーヤマクロス型シーリングスポットライトCE4LA-20C-UHのレビューはこちら
第3位 エーステージシーリングスポットライトGLL-4MR
第3位はエーステージシーリングスポットライトGLL-4MRです。
GLL-4MRは楽天ランキング第1位に輝いたこともある人気のシーリングスポットライトです。
GLL-4MRの特徴はちょうど良いオシャレさと柔軟な可動域です。
アーム部分が2本に分かれているため、可動域がかなり柔軟です。
状況によって、L字にすることもできるので、特殊な照らし方や照明角度にこだわりたい方はGLL-4MR一択になるでしょう。
照度測定の結果はこちら。
JISの照度基準ではこども部屋の推奨照度は100~200ルクスとされています。
部屋の隅では基準を下回っているため、子ども部屋よりも寝室などの落ち着く空間で使用するのに向いている照明です。
また、先ほどまでの2機種にはなかった常夜灯があるため、その点も寝室向きと言えます。
照度測定は先ほどのアイリスオーヤマクロス型シーリングスポットライトと同じ60W形LED電球で測定しています。
GLL-4MRは付属電球ありとなしを選べますが、付属電球が40W形LED電球で暗いため、基本的には付属電球なしを選択することをおすすめします。
見やすさはアイリスオーヤマ製と同様、青系がくすんで見えます。
文字の読みやすさは問題なし。
リモコンはとてもシンプル。
全灯・消灯はもちろん、内側の2灯だけつけたり外側だけにするということがリモコン操作で可能です。
エーステージシーリングスポットライトGLL-4MRは「寝室での常夜灯使用ができるシーリングスポットライトがほしい」という方におすすめです。
常夜灯はシーリングスポットライトにはなかなかついていないので、寝室利用に最適です。
価格も安いので、試しに使ってみるにはおすすめのモデルと言えます。
シェード | リモコン | アーム形状 | 参考価格 |
---|---|---|---|
空洞あり | あり | ストレート | 7,370円 |
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
エーステージシーリングスポットライトGLL-4MRのレビューはこちら
おまけ ヒカリ屋スポットライトセットDLHA013
最後は「シーリングスポットライト」ではなく、ガチの「スポットライト」です。
ホテルとか展示会場、店舗等で使われる本格的なやつです。
本格的なスポットライトは圧倒的に雰囲気が良くなるのでめちゃくちゃおすすめなのですが、今までは値段も高く、一般住宅で使うにはハードルが高すぎました。
しかし、最近では必要な部材がすべてセットになって、価格も安いものが出てきたため一般住宅でも使いやすくなっています。
それがヒカリ屋のスポットライトセットDLHA013です。
ヒカリ屋スポットライトセットDLHA013の特徴は空間にメリハリを付けれるところです。
先ほどまでのシーリングスポットライトと違い、こちらのスポットライトで使用するランプはダイクロハロゲン型のLED電球です。
ダイクロハロゲン型LED電球の特徴は光を狭く強く出すことです。
つまり、意図的に明るいところと暗いところを作ります。
シーリングライトがお部屋全体を明るく保つことが目的なのに対し、スポットライトは真逆です。
明暗がはっきりすることで、意図的に目立たせたいモノを強調することができます。
例えばアートやオシャレアイテムにスポットライトを当てれば、アートを中心としたお部屋の雰囲気を作ることも可能。
また、人間は明るいところに目線がいきやすい性質があるので、お客さんの目線を誘導することもできます。
ちなみに遊園地やエンターテイメント会場では、それらも計算して設計されていますよ。
スポットライトはカフェでもよく使われるので、カフェのような雰囲気のお部屋を目指すならピッタリです。
もともとが店舗用ということもあり、リモコンはありません。
また、調光や常夜灯といった生活に寄り添った機能は一切ないので注意しましょう。
我が家の子ども部屋をスポットライトを利用して、大人の雰囲気にしてみました。
スポットライトを使って空間を演出すると、こども部屋でもこんな感じの雰囲気になります。
ヒカリ屋スポットライトセットDLHA013は「自分のお部屋をカフェのようなオシャレ空間にしたい」という方におすすめです。
この記事をきっかけにスポットライトを知ったという方は是非選択肢のひとつに入れてみてください。
お部屋作りが楽しくなると思いますよ。
シェード | リモコン | レール | 参考価格 |
---|---|---|---|
空洞なし | なし | ストレート | 15,530円 |
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
ヒカリ屋スポットライトセットDLHA013のレビューはこちら
まとめ
この記事では「部屋をオシャレにするシーリングスポットライトおすすめ機種3選+おまけ」について書きました。
各メーカーそれぞれに強みや弱みもあるので、安さだけを見て判断するのではなく自分の使い方に合ったものを選ぶことが重要です。
また、丸形のシーリングライトとの用途の違いもしっかり理解して、後悔のない買い物をしましょう。
以上でーす。
シーリングスポットライト | 総合評価 | メーカー | リモコン | 同梱ランプ | 口金 | サイズ(幅×高さ) | 調光 | 調色 | 常夜灯 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 VENTOTA Malon | VENTOTA | 〇 | 60W形LED電球 | E26 | 850×350 | 〇 | 〇 | × | 14,699円 メーカー公式サイト11,999円 | |
2位 アイリスオーヤマ CE4LA-20C-UH | アイリスオーヤマ | × | × | E26 | 523×325 | △ | × | × | 8,185円 | |
3位 エーステージ GLL-4MR | エーステージ | 〇 | 40W形LED電球 | E26 | 786×336 | △ | × | 〇 | 7,370円 | |
おまけ ヒカリ屋 DLHA013 | ヒカリ屋 | × | ダイクロハロゲン形LED電球 | E11 | 1000×293 | × | × | × | 15,530円 |
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