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木目調デザインのシーリングライトは、シンプルすぎず、派手すぎず、ちょっとオシャレな感じの照明が欲しいという時にピッタリです。
ただ、よく見ると木目の部分が安っぽかったり、調光調色の機能が使いにくかったりと実はメーカーによって結構バラつきがあります。
特にあまり聞いたことがないメーカーのモノならなおさら不安ですよね。
この記事では、あまり馴染みのないメーカーも含めた4つのメーカーの木目調シーリングライトを実際に使ってみて、5つのポイントで評価しランキングにしています。
選び方のポイントもあわせて解説しているので、この記事を読むことで自分が欲しい木目調のシーリングライトが明確になります。
木目調のシーリングライトのみに絞っておすすめを紹介していますので、木目調シーリングライトが気になっている方は是非最後までご覧ください。
シーリングライトを選ぶ時の5つのポイント
シーリングライトを選ぶ上で重要なポイントが5つあります。
この5つのポイントはメーカーサイト等で購入前にもある程度まではわかりますが、実際に使ってみてはじめてわかることもたくさんあります。
これらのポイントを実機を使って検証し、評価します。
①明るさ(光の広がり)
「明るい」「暗い」という感覚は個人差や年齢によっても大きく変わるため、数値化してJISの推奨照度をクリアしているか検証。
具体的には我が家のダイニングテーブルや6畳こども部屋でデスク面と床面合わせて6か所照度計を使って明るさを測定。
部屋のすみっこでもJISの推奨照度をクリアできているかなど、数値で光の広がり具合等も検証します。
②見やすさ
光の質が低いと配色カードの色がくすんで見えたり、本来の色とかけ離れて見えることがあります。
従来の蛍光灯シーリングライトと比較し、どれぐらい見え方が違うのか検証します。
また、小さめの文字をシーリングライトの直下で読むことで文字の見やすさも検証。
③使いやすさ
照明は毎日の生活動線にがっつり入るので使いやすさが重要です。
我が家の実生活で使用し、通常のON、OFFのリモコン操作から付属機能までいろいろと気になった部分や良かった部分をリアルに検証。
また、購入時の取り付けのしやすさなどもここに含めて評価しています。
④デザイン性
パッと見のデザインはもちろん、本体の大きさや取り付けた時の圧迫感なども考慮。
また、木目調部分の安っぽさなども評価の対象としています。
⑤コスパ
機能が優秀でも、その分価格も高いとあまりうれしくないですよね。
価格が安いかどうかではなく、機能の割に安いかどうかで判断しています。
木目調デザインシーリングライトのおすすめ機種4選
Amazonや楽天の売れ筋ランキングの上位にランクインしているメーカーから4機種を選定して検証しました。
木目調シーリングライトだけでも上位に10社近くのメーカーがランクインしていましたが、その中で下のリストに該当するものは今回省いています。
こんな基準で今回はパナソニック、アイリスオーヤマ、ドウシシャ、アグレッドの4つのメーカーが実機検証の対象となりました。
特にドウシシャやアグレッドはあまり馴染みがないメーカーですが、レビューを見る感じではそんなに評判も悪くないので、実際に使った感じがどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか。
ということで、この4機種を「シーリングライトの選び方5つのポイント」を基準に5段階で評価をしています。
ではおすすめランキング1位から順番に見ていきましょう。
木目調枠シーリングライト | 総合評価 | メーカー | 光束 | 光色 | 演色性 | サイズ(直径×高さ) | 調光 | 調色 | 連続調光・調色 | 常夜灯 | 寿命 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 8畳用 CL8DL-5.1WF-M | アイリスオーヤマ | 4000㏐ | 電球色~昼光色 | Ra85 | 586mm×120mm | 10段階 | 11段階 | 〇 | 2段階 | 40000時間 | 8,380円 | |
2位 12畳用 BBS-086BR | ドウシシャ | 5000㏐ | 電球色~昼光色 | Ra80以上 | 510mm×90mm | 11段階 | 11段階 | 〇 | 1段階 | 40000時間 | 9,180円 | |
3位 8畳用 HH-CG0832A | パナソニック | 3950㏐ | 電球色~昼光色 | Ra83 | 606mm×108mm | 100~5% | 電球色~昼光色 | ◎ | 6段階 | 40000時間 | 19,000円 | |
4位 6畳用 ACL-6DLMR | AGLED(アグレッド) | 3300㏐ | 電球色~昼光色 | Ra85 | 456mm×103mm | 100~5% | 11段階 | △ | 1段階 | 40000時間 | 4,780円 |
1位 アイリスオーヤマ8畳用木目調シーリングライト CL8DL-5.1WF-M
アイリスオーヤマCL8DL-5.1WF-Mは「高級感」と「抜群の操作性」を兼ね備えるダイニング向きの8畳用シーリングライトです。
木目部分の作りもしっかりしていて安っぽさもなく、逆にゴールドのラインが高級そうな感じに見えます。
ただ、直径が約59㎝のため「8畳用にしては大きいな」という印象です。
(リビングにあるとちょうどいいサイズ感です)
ダイニングテーブルでの照度は493ルクスで充分な明るさです。
ちなみに、JISの基準では食卓の推奨照度は300ルクス程度とされています。
この測定はシーリングライトのみでの明るさですが、他の照明(キッチンやリビングのダウンライト等)もすべて点灯した場合は623ルクス。
勉強や仕事時の推奨照度500ルクス以上もクリアしているので、こどもさんの勉強やリモートワークでの仕事にも充分対応できる明るさです。
また、子ども部屋でも測定し、推奨照度の100~200ルクス程度はらくらくクリア。
6畳の部屋で測定していますが、シーリングライト自体は8畳用なので推奨照度はまったく問題なしでした。
色の見え方についても鮮やかに見えていて全く問題なしです。
文字の見え方も全く問題なし。
色や文字の見え方は全く問題ありませんが、「おやすみタイマー」を設定すると若干のチラつきがあり、見にくい感じがありました。
また、取り付けは少し大変です。
アイリスオーヤマ製はアダプターと本体が一体になっているため、他社製品の取付方法とは少し異なります。
ちなみに、パナソニックのアダプターはこんな感じ。
試しに嫁さんにシーリングライトの取り付けをしてもらいましたが、本体が一体になっていて大きい分女性には重くて大変という感想でした。
本体から引っ掛けシーリングが見にくいため、なかなかフックの部分がはまらず約700gの本体を両腕で持ち上げた状態で5分ぐらい試行錯誤しながら作業していました。
取付は最初だけなので、特に女性の方は男性や慣れている方に手伝ってもらうことをおすすめします。
リモコンは全体的にかなり使いやすい印象です。
特に「読書モード」や「くつろぎモード」などの「シーンボタン」がついていて、1プッシュであかりの切り替えが可能なのでかなり楽です。
調光は10段階、調色は11段階と充実。
ボタンの長押しで切り替わる連続調光にも対応。
連続調光はグラデーションが抜群のスムーズさで安物によくあるストレス感は全くありません。
他社製品ではあまり見かけない「点灯タイマー」機能があるので、日が短くなる秋冬でも明るい状態で帰宅でき、暗い中スイッチやリモコンを探すストレスもなくなりますよ。
最初の取付が少し大変なものの、全体的にかなり使いやすく、連続調光の操作性も抜群で、これが8,000円台はさすがという感じです。
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
アイリスオーヤマシーリングライトCL8DL-5.1WF-Mレビューはこちら
2位 ドウシシャ12畳用木目調シーリングライト ルクサンクBBS-086BR
「ルクサンク」は、株式会社ドウシシャというオシャレな生活家電などを販売している日本の会社の12畳用シーリングライトです。
直径51㎝で、12畳用にしてはめちゃくちゃコンパクトな印象。
木目部分は若干安っぽさはありますが、家具や、扉の色と合わせると空間に溶け込みます。
「ルクサンク」最大の魅力はこの光り方。
ドーナツ状の影ができず、面全体できれいに発光しています。
このドーナツ状の影が気になるという方、実は多いのではないでしょうか??
明るさはダイニングテーブルで478ルクス。(JIS推奨照度は300ルクス程度)
キッチンやリビングのダウンライトもすべて点灯した場合は616ルクス。(勉強や仕事時の推奨照度は500ルクス)
ダイニングでこどもさんの勉強やリモートワークでの仕事用に使うこともできるし、コンパクトなので明るさを抑えて6畳のこども部屋などで使うこともできちゃいます。
結構万能です。
JISの基準では子ども部屋の推奨照度は100~200ルクス程度とされているので、基準はらくらくクリアしています。
色の見え方は光の質が低いと色あせて見えたりしますが、ルクサンクでは鮮やかに見えているので全く問題なしです。
文字の見え方も全く問題なし。
取り付けも簡単です。
取り付けのしやすさは嫁さんに協力してもらい、女性でも簡単かどうかという視点で検証していますが、説明書を見ながらでも2分程度で完了しました。
先ほどのアイリス製以外は3機種とも似たような取り付け方法のため簡単です。
リモコン操作も全体的にシンプルで使いやすいです。
特徴は「さわやかボタン」で昼光色に「くつろぎボタン」で電球色に1プッシュで移行できるので、かなり楽です。
ただ、昼光色に設定すると明るさが半分程度に落ちます。
こども部屋の照度で比較すると
- 全灯(白色相当) 282.8ルクス
- 昼光色 145.2ルクス
昼光色をメインに使い方は注意が必要です。
調光11段階、調色11段階とあかり調節の幅が広く、連続調光にも対応。
ただ、常夜灯は明るさ調節不可です。
そして、常夜灯はめちゃくちゃ暗いです。
「夜中に目が覚めないぐらいの常夜灯」が良いという方にはちょうどいいと思います。
聞き馴染みのあるメーカーではないですが、「あかり」も「操作性」も高い仕上がりになっているので、使ってみる価値は充分ありそうですよ。
ちなみに2位にしていますが、個人的にデザインは1位のアイリスのシーリングよりも、ルクサンクの方が好きですね。
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
木目調シーリングライトルクサンクBBS-086BRレビューはこちら
3位 パナソニック8畳用木目調シーリングライト HH-CG0832A
パナソニックシーリングライトHH-CG0832Aは、ほぼ全自動であかり調節してくれる、リビング・ダイニング向きのシーリングライトです。
木目部分の作りもしっかりしていて、安っぽさはありません。
ただ、直径が約61㎝で8畳用にしては大きすぎるという印象です。
リビングやダイニングにつけるとちょうどいいサイズ感です。
HH-CG0832Aの特徴はリモコンにモニターがあることです。
今回の4機種のリモコンを比較するとこんな感じ。
モニターがあることで時間が認識できるため、他メーカーにはできなかった「何時にどうする?」という設定が可能になります。
そして、この設定を活かしたHH-CG0832Aの最大の特徴が「おまかせモード」です。
何時から「朝モード」で「夜モード」は何時からにするみたいに、リモコンですべて設定できます。
朝の活動的な色味の昼光色から始まり、夜に向けてだんだんと落ち着いた暖かい光にしていくことで、スムーズに眠りにつけるようにする狙いです。
生活リズムが整うという点も嬉しいですが、我が家ではこども達のお風呂の時間を知らせる合図としても使っています。
うちは保育園に通っているこどもが2人いますが、こどもってエンドレスに遊んでますよね。
21時に寝かせたいので、逆算すると20時にはお風呂に入れたいのですが、時計を見るように言っても忘れて遊んでいます。
でも、20時に照明が昼白色から電球色に変化するとちゃんと気づくんです。
お風呂から出たら、照明もそのまま電球色の眠りに誘うモードになっているので生活リズムもバッチリですよ。
明るさはダイニングテーブル446ルクス。(JIS推奨照度は300ルクス程度)
パナソニックのシーリングライトでは「明るさアップモード」という付属機能が搭載されており、120%の明るさで点灯させることができます。
「明るさアップモード」で点灯した場合は517ルクス。(勉強や仕事時の推奨照度は500ルクス)
シーリングライト単独でこの明るさなので、8畳用といえどもかなり明るいです。
ダイニングでのこどもさんの勉強やリモートワークなどの仕事用に使うのにおすすめです。
6畳こども部屋での測定結果はこんな感じ。
JISの基準では子ども部屋の推奨照度は100~200ルクス程度とされているので、基準を十分クリアしています。
ちなみに「明るさアップモード」時の照度はこんな感じです。
120%点灯時の明るさはメーカーカタログに表示はありませんが、単純計算でおそらく10畳用相当の明るさになります。
リモコン操作ですぐに10畳用の明るさにできるので、よく読書する方や手元作業をする方にはうれしい機能です。
色の見え方についても問題なし。
文字も見やすいです。
通常、調色モデルのシーリングライトは最大の明るさになるのが白色相当で、文字が見やすい昼光色に設定すると明るさ落ちるのが一般的です。
その点、パナソニック製のシーリングライトは最大の明るさになるのが昼光色に設定されているので、文字を見るのに適したライトと言えます。
また、基本はおまかせモードですが、調光・調色の操作性や精度も抜群です。
取り付けも簡単です。
取り付けのしやすさは嫁さんに協力してもらい、女性でも簡単かどうかという視点で検証していますが、説明書を見ながらでも2分程度で完了しました。
クオリティの高さと使いやすさではNo.1ですが、他メーカーの同等品と比べると価格が高いです。
「ある程度投資をしてでも質の高いものが欲しいという方」には最高のモデルと言えます。
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
パナソニックシーリングライトHH-CG0832Aレビューはこちら
4位 AGLED(アグレッド)6畳用木目調シーリングライト ACL-6DLMR
AGLED(アグレッド)という会社は兵庫県にある照明メーカーで、2016年にアイリスオーヤマに買収され、現在はアイリスオーヤマの子会社となっています。
そのため、アイリス同様価格が安く設定されており、Amazonや楽天の売れ筋ランキングで上位を独占している印象です。
6畳用ということもありサイズは感はコンパクト。
木目部分は継ぎ目のところにずれがあり、細かなところに粗さを感じました。
細かなところも気になるという方はご注意ください。
ただ、細かなところがすべて粗いかと思いきや、光り方は抜群で「ルクサンク」同様きれいに「面で発光」しています。
この光にはこだわりを感じます。
明るさは6畳こども部屋での平均照度は222.8ルクス。
(アグレッドは6畳用でリビング向きではないため、ダイニングでは測定していません)
JISの基準では子ども部屋の推奨照度は100~200ルクス程度とされているので、基準を十分クリアしています。
他メーカーの6畳用がどれぐらいの照度か気になる方はこちらの記事をどうぞ
部屋の隅でも基準はクリアしており、光の広がりも全く問題なしです。
色の見え方も蛍光灯との比較はもちろん、他メーカーと比較しても遜色なく、価格の割に優秀な印象です。
文字の見やすさも全く問題なし。
取り付けも簡単です。
アイリスの子会社なので、アイリスのようなアダプタ一体型かと思いきや、パナソニックやルクサンクと同じ取付方法でした。
リモコン操作はシンプルで使いやすいですが、ボタンを押す度に「ピッ」という操作音が鳴り、この音が消せません。
音もそこそこ大きいので、あかり調節を頻繁にする方は気になるかもしれません。
ただ、メモリ設定機能でお気に入りのあかりを記憶して、1プッシュ点灯できるので、押す回数を減らすことで解決できますよ。
あかり調節は調光10段階、調色11段階と充実していますが、感覚的に調色は3段階ぐらいしかない印象で精度は低いです。
頻繁にあかり調節したい方は、デザインやサイズ感も似ている「ルクサンク」をおすすめします。
アグレッドACL-6DLMRの最大の特徴は何といっても圧倒的な安さです。
調色機能がついて、さらに木目デザインにもかかわらず4,000円台はさすがの一言です。
多少、細部の粗さもありますが、木目調シーリングライトがとにかく安く欲しいという方には最高のシーリングライトと言えそうです。
明るさ | |
見やすさ | |
使いやすさ | |
デザイン性 | |
コスパ | |
総合評価 |
AGLEDシーリングライトACL-6DLMRのレビューはこちら
木目調シーリングライトおすすめランキングまとめ
この記事では「木目調シーリングライトおすすめ機種4選」について書きました。
あまり聞き馴染みのないメーカーのモノでも、使ってみてすごく良かったことに驚きました。
こちらの記事を自分のお気に入りのシーリングライトを見つけるヒントにしてもらえると嬉しいです。
以上でーす。
木目調枠シーリングライト | 総合評価 | メーカー | 光束 | 光色 | 演色性 | サイズ(直径×高さ) | 調光 | 調色 | 連続調光・調色 | 常夜灯 | 寿命 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 8畳用 CL8DL-5.1WF-M | アイリスオーヤマ | 4000㏐ | 電球色~昼光色 | Ra85 | 586mm×120mm | 10段階 | 11段階 | 〇 | 2段階 | 40000時間 | 7,980円 | |
2位 12畳用 BBS-086BR | ドウシシャ | 5000㏐ | 電球色~昼光色 | Ra80以上 | 510mm×90mm | 11段階 | 11段階 | 〇 | 1段階 | 40000時間 | 9,180円 | |
3位 8畳用 HH-CG0832A | パナソニック | 3950㏐ | 電球色~昼光色 | Ra83 | 606mm×108mm | 100~5% | 電球色~昼光色 | ◎ | 6段階 | 40000時間 | 19,000円 | |
4位 6畳用 ACL-6DLMR | AGLED(アグレッド) | 3300㏐ | 電球色~昼光色 | Ra85 | 456mm×103mm | 100~5% | 11段階 | △ | 1段階 | 40000時間 | 4,780円 |
定番のスタンダードシーリングライトのランキングはこちらです。
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